ローマ会議
会議設定
議題:
国際刑事裁判所の設立に関する国連全権外交使節会議
(United Nations Diplomatic Conference of Plenipotentiaries on the
Establishment of an International Criminal Court)/ローマ会議(Rome Coference)
議場:国際刑事裁判所の設立に関する国連全権外交使節会議
成果文書:国際刑事裁判所設立に関するローマ規程
設定日時:1998年6月15日-7月17日
使用言語:公式/非公式/成果文書=国連公用語/日/日
会議参加国数:25~30か国
募集人数:25~35人
フロント
会議監督 | 浅岡幾一郎(京都研究会神メン)
会議監督 | 出口啓貴(早稲田研究会神メン)
秘書官 | 松本桃子(京都研究会神メン)
秘書官 | 青山武蔵(四ツ谷研究会神メン)
参加者へのメッセージ
こんにちは!
会議監督のひとりの、京都研究会の浅岡幾一郎です。
私たちの会議に関心を持ってくださり、ありがとうございます。
私たちの会議は「模擬国連の面白さ」を純粋に味わえる会議を作ろう、というところから始まりました。もちろん模擬国連のあり方や、手法について突き詰めることは意義あることです。ただ一方で、肩肘張らずに「面白い」ものとして自然体で取り組む模擬国連活動のあり方もあってもいいのではないか、とも感じているのです。
当会議では、そうした私たちが考える「面白さ」をお届けすべく、ちょっと騒がしくて、でも頼もしいフロントと、議論を重ねて会議を作り、参加者の皆様をお迎えする準備を続けています。
この年末に、頭をひねって戦略を練り、議論を戦わせ、交渉をまとめる…そんな模擬国連の面白さを味わいませんか?「面白そう」と思ってくださった方は、まずはぜひ個別相談にいらしてください。そして、参加希望も忘れずに!
多くの方と、模擬国連の「面白さ」を共有できる日を楽しみにしております。
京都研究会 浅岡幾一郎
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当会議で会議監督の片割れを務めます出口啓貴と申します。
皆さんは模擬国連楽しいですか?そして何が楽しいですか?
この問いに対する答えはきっと人それぞれだと思います。そして私自身はそれでい いと思います。コンセプトに込めた思いなどはありますが、私たちは皆さん一人一人が思い思いに、会議を楽しんでほしいと思います。
ではこの会議は楽しいのか?これを読んでいる皆さんはそう思っていることでしょう。少なくとも、その最低条件はそろっていると思います。その最低条件とはフロントが楽しんでいることだと私は思っています。この議題は模擬国連が大好きな4人によって作られています。そしてICCが大好きな人間によって作られています。新メン時代の関西大会(もはや3年半も前)の「ローマ会議」でICCの魅力にとりつかれ、ICCの会議をディレクとして作り、卒論をICCをテーマにして書いている。そんな人間がICCの原点の会議を作る、楽しくないわけがないです。まぁつまるところ私はこの会議のフロントを全力で楽しんでいます。そんな人間とフロントだからこそ、皆さんにもこの楽しさを伝播させられるのでは?と思っています。
難しいことは言いません。とりあえず、「楽しんでる」フロントのもとで、模擬国連を「楽しんで」みませんか?もちろん、会議の戦略とかだって大事だと思います。けど楽しくなきゃ意味がないですし、極論、楽しけりゃ何でもよくないですか?
そして楽しさというのは全力でやった先にあると思っています。これは自分自身の経験でしかないですが、会議に向き合えた会議のほうが満足度は高いことが多いからです。なのでこの会議でも、参加者が自然と、全力で楽しめるように、フロント一同がまずは全力で会議準備に向き合っています。
私自身が感じた、模擬国連の「楽しさ」を、ICCの「楽しさ」を皆さんとこの会議で共有できる日を楽しみにしています。「全力で」模擬国連を「楽しみ」ましょう。
早稲田研究会 出口啓貴
会議コンセプト
Idea
意見を戦わせ、駆け引きをすることの面白さ、あるいはその戦略を考えることの面白さ - 私たちはそうした模擬国連の面白さを届けるべく、この会議を作っています。
この「Idea」というコンセプトは、そうした模擬国連の面白さを表現しています。担当国の利益を追求するための「アイデア」と、全体の合意を形成するための「アイデア」からなる、会議全体を見渡しつつ自らの利益を確保するためのアイデア - 模擬国連の面白さとは、言い換えれば、そうした「アイデア」が浮かんだとき、またそれが現実のものとなったときの高揚感なのではないでしょうか。
この会議には、あくまで国家主権を守ろうとする国と、普遍的で強力なICC設立を目指す国の対立、あるいはICCの普遍性確保の方法をめぐる各国の対立が存在します。そうした複雑な対立の中で、どのように自らの利益を確保しつつ、会議の結末を導くのか…… 議論・交渉戦略の「アイデア」を作り上げ、それを会議本番にぶつけることを通じて、その面白さを味わっていただければと考えています。
議題解説
「ローマ会議」とは国際刑事裁判所(ICC)の設立を決めた会議です。ICCはジェノサイドや戦争犯罪といった犯罪を行った個人を裁く常設の裁判所であり、近年ではロシアのプーチン大統領に逮捕状を発付し、イスラエル・ハマスの両幹部についても逮捕状請求を発表したことで注目を集めています。
第二次世界大戦後のニュルンベルク・東京の両軍事裁判で、歴史上はじめて戦争に関する諸犯罪が裁かれました。そしてその後、それらの各犯罪は、ジェノサイド条約やジュネーブ諸条約によって、国際法上の犯罪として確立されましたが、それらを裁くための裁判所は設立出来ないでいました。
しかし、1990年代後半、ルワンダとユーゴスラビアで起きた二つの悲劇を背景に非人道的行為に対する公正な処罰を求める国際世論が高まり、国際社会はICCの設立に向けて動き出します。裁判所のあり方に関して、各国間には大きな隔たりがありましたが、「法による正義の執行」を実現するべく、各国は交渉をしていきました。普遍的で強力な裁判所設立という「理想」と国家主権を守るという「現実」が対立する中で、交渉は熾烈さを極めました。史実のローマ会議では無事にICC規程が採択され、ICCの設立が決定されました。
論点解説
1. 管轄権の行使の条件
「ICCはいかなる時に事件を扱うことができるか」が争われる論点です。主に争われたのは、事件を扱う際に①いかなる国の同意が必要か、②より多くの国の同意を求めるべきかという点でした。また③ICCの検察官に独自の捜査・訴追権限を与えるべきかも対立点の1つでした。これらの対立は、独立した強いICCを求める国と、国家の主権を重視する国の対立から生じるもので、裁判所のあり方を決める重要な論点です。
2. 安保理による訴追の延期
「ICCによる訴追の延期を決定する権限を、安保理に付与すべきか」が争われる論点です。安保理常任理事国を中心とした「ICCの活動と安保理の権限の衝突を避けるため、安保理に訴追の延期を決定する権限を付与すべき」との主張が、多くの中小国から反対を受けたことで、大きな対立点となりました。大国とICCの関係を決定づける論点です。
3. 管轄犯罪の範囲
「侵略犯罪をICCが扱う犯罪に含めるべきか」が争われる論点です。この論点では特に、①安保理による侵略の認定を事件を扱う条件にすべきか、②どのように侵略行為を定義すべきか、をめぐって激しい対立が生じ、ICCが扱う犯罪(コアクライム)に侵略犯罪を含めるべきかが争われていました。極めて政治性の高い議論であり、史実会議では結局対立の解消に至らず、管轄犯罪とすることのみを条約に規定して、詳細は将来の検討会議に持ち越すことになりました。史実会議では決着がつかなかった対立を、ICCの実効性を守りつつ、どのように乗り越えるかが問われる論点となります。
国割
・ペアでの参加を希望される方は、参加申込フォームの会議編提出前に会議公式LINEにてご相談ください。
・参加人数によっては、会議参加者確定後に追加のペア結成を募集することがあります。
・国割は予告なく変更する場合があります。
Afghanistan
Argentina
Australia
Belgium
Brazil
Cameroon
Canada
China
Croatia
Cuba
Czech Republic
Egypt
France
Germany
India
Indonesia
Iran
Italy
Japan
Kenya
Libyan Arab Jamahiriya
Mexico
Namibia
New Zealand
Norway
Republic of Korea
Russian Federation
Slovenia
South Africa
Syrian Arab Republic
United Kingdom
United States
会議の特徴
・わかりやすい
高度な国際法知識が不要で、論点は比較的わかりやすく、グルーピングの対立軸も明確です。また、参加国それぞれに明確な目標があり、担当国のスタンス設定や他国のスタンス理解も極端に難しくはありません。これらによって、過度にリサーチに時間を取られることなく、会議行動を構想する時間を十分に確保することができます。
・自由度が高い
ローマ会議は、前例のない画期的な会議で交渉の前提条件が少なく、政策立案の性格がつよいため、文言・投票レベルにおいて政治的な妥協が可能です。そのため、裁判所設立に対して様々な立場が複雑に絡み合う中で、会議をどのように結論づけるのか、史実とは違う選択肢も含めて、幅広い選択肢の中から自由に考えを組み立てることができます。なお、議論範囲は実際の会議から絞り込み、高い自由度がありつつも議論が拡散しないように配慮しています。
・共有された認識がある
国際世論の高まりを背景に、ICC設立が急務かつ不可避であること、そして設立されるICCの影響力が無視できないものになることが参加国の共通認識となっています。このため、圧力で押し切られるような状況が生じにくく、それぞれの立場を尊重した交渉によって合意を目指すことが可能になります。
対象とする参加者
当会議は、「模擬国連の面白さ」を共有することを目標にしています。そのため、新メンから神メンまで、そうした面白さに関心のある方・共感する方に、広くご参加いただきたいと考えています。
会議経験の多寡は問いません。参加者の皆様がその力を最大限発揮し、「模擬国連の面白さ」を味わっていただけるよう、フロント一同、全力でサポートいたします。
勉強会を通じて、議題・論点・議場構造などのリサーチに関わる部分から、会議戦略構築の方法論まで、幅広く会議準備に必要な情報を提供し、メンターでは参加者の皆さんのニーズに合わせた会議準備のサポートを行う予定です。
会議準備に不安がある方や、「そもそも何がわからないのかわからない」という方も、メンターなどを通じて最大限サポートいたしますので、安心してご参加ください。